クロノトリガーの「風の憧憬」を聞くとなつかしくて一瞬で子どもの頃に戻れる、エモい現象について考えてみた。【音源付き】




クロノトリガー

スーパーファミコン

そしてRPGの名作です。

「クロノトリガー」と聞いたとき、ゲームの音楽を聴いたとき

とてもなつかしい気持ちになる。

あれはぼくが小学校2年生のころだ。

家の都合で鹿児島本島から種子島に移り住みことになった。

環境が変わることに不安もあった、そんなときに買ってもらったスーパーファミコン

そしてクロノトリガーのソフト。

このゲームの序盤で流れる「風の情憬」というBGM、

この音楽はどこか切なくそして懐かしい気持ちにさせてくれます。

(YouTubeなどで活躍されているWind Sceneさんの演奏です)

仲間とともに海・山・空、そして時を超えていくゲーム

なんでこの音楽はぼくの心をこんなに揺さぶるのだろうか。

考えてみた

海や山、そして海

ゲームだけじゃなくて種子島で過ごしたなつかしい日々も思い出すからかな。

いい思い出、甘酸っぱい思い出もあった。18歳で種子島を出てからもう12年が経つ。

大阪に生活の場を移し生活にも慣れた。

都会の便利さが当たり前になると、もう地元には戻れないなと感じながら。

でも忙しい日々を送っているとふと思う、

種子島での生活は幻だったんじゃないかと。

子どものころは、

・無限に時があるように感じていた

・早く大人になりたい

・島から出て、もっと広い世界を見たい

そんな想いがあった。

でも子どものころの自分へ伝えたいこと。

「種子島で過ごした時間、それはかけがえのないものだったんだ。

限られた時間を精一杯楽しんでほしい。」

そしてもう一つ

ぼくが20歳のころ母が他界した。

そのときには大学進学で地元を離れていたのでそこから数年、地元に帰るときはひょこっと母さんが出てきそうな不思議な感覚があった。

あんまり現実感がなかったんだろうな

「ゲームばっかりして!家のことも手伝って」

そう言って怒っていた母

ゲームばかりしていると手が届かないタンスの上にスーパーファミコンを隠した母はもういない。

母さんが亡くなったときは後悔もした、何かできることはなかったのかと。

きっと、だからだろうな。

それまで学んでいた分野とは畑違いの福祉分野を選んだ、自分にできることをやろうと。

大学を卒業してから20代は駆け抜けた。

ヘルパー2級の資格で介護現場で働きながら、ダブルスクールをして国家資格を取り現場の責任者もさせてもらった。

もっと違うアプローチができないのかと支援者養成校に活動の場を移し、講師もやらせてもらい学科長と呼ばれたころもあった。

根底にあったのは後悔しないくらい毎日を過ごしていきたい、その想いだったんだろうな。

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クロノトリガーが思い出させてくれるもの

このクロノトリガーは、破滅する未来を阻止するために時を超え未来を変えていくゲームです。

ブログを書きながらやっと自分の気持ちがわかってきた

このゲームをやるとき

きっと自分自身のことにも置き換えて考えていたんだろうな。

だから過去の自分を振り返って懐かしい、そして少し寂しい気持ちになっていたんだろうな。

ゲームのようにタイムマシンに乗って過去を変えることはできない。

ただ、過去の経験を活かして今やるべきことに取り組む。

そうすればきっと自分の望む未来に変えることはできる。

ぼくには帰る場所、懐かしい思い出もある。

だからこそ進んでこれた。

独立してもうすぐ3年目、ゆっくりでも進んでいきます。

 

 

〜あとがき〜

そしてうちの母さんが他界する1週間前

ぼくの携帯電話の留守電に残っていた音声は今もそのまま

この話はまた機会があれば。

(時の回廊、こちらも一押しの曲です)







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