2019年度、2回目の年間研修
相談援助技術についてみなさんと学びました。
①ケースワーク
「クライエントの家族から相談があった場合の相談対応について」
この研修に参加されているのがケアマネージャーや精神保健福祉士など福祉分野・医療分野で活躍されているみなさんだったため、2人1組になってもらいこれまで自身が経験してきたこと事例を挙げて、ロールプレイに取り組んでもらいました。
ロールプレイを始める前に、情報共有として1分余りの間にA4用紙ぎっしり情報を書かれたり。もうその意欲素敵です。笑
挙がった事例としても、
・在宅で認知症が進んでいるもクライエントに自覚がなく、また昔ながらのつながりの強い地域のため周りも自然とサポートする体制が出来あがっているためかえって支援が入りにくい状況を見かねて家族様から相談があったケース
・障がいのある子どもの保護者からの子の将来についての相談ケース
・高齢の親と障がいのある子どもの在宅生活難しくなり、施設入所となったケース
などそれぞれの経験から想定される事例に取り組みました。
実際に行なったロールプレイの振り返りとして、
・家族、相談員それぞれの視点
・ソーシャルワークを行ううえでの環境づくりについて
話をさせてもらいました。
支援がうまくいっているとき
そしてうまくいってないときも間に入る相談援助職が
・社会資源を知っている
・クライエントや家族様と関係性ができている
・所属機関以外とも連携が取れるよう意識する
そういった「引き出し」を多く持つことで、数ある選択肢の中からクライエント自身が自己決定を行い自分らしい人生を送っていくサポートができる。
そのために今後も自己研鑽に努めましょうという話をしました。
②グループワーク
「相談援助職としての今後のキャリア」についてグループワークを実施しました。
これについてはブレインストーミングを用いて
・批判しない
・自由な発言ができる
・質より量
・便乗OK
という原則を大切にしてもらい、進めてもらいました。
話が進むなかでキャリアについてはこれからのキャリア形成を考えることもそうですが、相談援助職や対人援助職としてこの仕事を始めるきっかけについても意見を多く交わす場面が見られました。
こちらに関しても前向きで素敵な意見ばかりで、熱い想いやこれまでの自身の経験を相談援助職として役立てたい。
そう思い、相談援助職を志したとも伺いました。
私からは仕事に対するやりがいを聞かせてもらったうえで、支援者自身が自分よりも他者への支援が中心になりがちなため自分のことも大切にしてほしい旨をお伝えしました。
来月は3回目の研修
こんなに頑張り屋さんな皆さんとともに学べることに感謝しつつ。
この研修の場がお互いの想いを共有できる場としても活用していきたいと思った鮫島でした。
コメントを残す