2018年度クリニックでの年間研修講師を終えることができました。




こんにちは!サメシです^ ^

今回はお仕事の話になります。

2018年度

クリニックの精神保健福祉士と呼ばれる相談員さん、そしてケアマネージャーのみなさんに実施した相談援助研修

13回目となる今回で無事に終了しました。

これまで毎月行なってきた研修の振り返りとして、

 

コミュニケーションについて

現在、自宅で生活されている高齢者の方が施設入所を検討されているとき

①利用者 ②施設の相談員 ③利用者の家族

役割を決めてもらい、実際の面談場面を想定しロールプレイを行いました。

 

相談援助技術について

ロールプレイを行い、

①自己理解 ②他者理解 ③自己覚知

自己理解・他者理解を深めたうえで、対人援助職として

「自分自身の関わりや支援の傾向を知ったうえで、相談援助を行うこと」

この自己覚知が専門職として大切になることについてもお伝えしました。



 

職域、サポートネット、地域との連携について

広い意味で使われている「地域」という言葉の意味

そして普段の仕事のなかでどう地域と向き合っていけるのか、理想だけでなく実際の業務の中で取り組める内容についてグループワークを行い考察を深めました。

 

支援のあり方(高齢、障がい、児童福祉)

支援者としての視点、そして一人の人としても大切にするべき視点についてお話ししました。

高齢福祉(介護保険法)、障がい福祉(障害者総合支援法)、児童福祉(児童福祉法)など対人援助職として関わるフィールドは多くあります。

そのなかでも支援が必要な方が「自己選択」「自己決定」ができるよう寄り添うという姿勢が求められるということについて改めて振り返りました。

 

対人援助職として大切にしたいこと

最後に、対人援助職として大切にしたいことを受講生の皆さんに発表してもらうと

「自分は課題を抱えている利用者がいると寄り添いすぎて距離感が近くなりすぎてしまうので、適切な距離感を保ちながらも寄り添える支援者でありたい」

「自分はつい話してしまう方なので、そうでなくクライエントから話かけてもらえるような姿勢や環境づくりに取り組み、信頼してもらえる支援者でありたい」

「利用者さんもそうだが、私(支援者)が焦って先走った関わりをしないように気をつけたい」

「つい利用者さんのことで頭がいっぱいになるので、安定した支援を行なっていくためにも自分のことも大切にしたい」

など、それぞれ大切にしたい想いがあるなかでも

・クライエントへの支援を行なうにあたって自分の性格や傾向を客観的に捉える

・そのうえで受容、共感を意識してクライエントと関わる

という共通の想いも聞かせてもらうことができました。



 

年間研修の終了、そして次年度

今回の研修で依頼いただいていた年間研修が終了しました。

参加された、在宅生活を送られている高齢者の方へサポートを行う支援者、精神科のデイケアや訪問看護のフィールドで支援に携わっている支援者の方々

みなさん積極的に研修に参加してくれ、本当にありがとうございました。

 

そしてご依頼いただき、次年度も年間研修講師を担当させていただくことになりました。

また共に学べることを楽しみにしています^ ^

写真は帰り道の住吉大社にて。

関連記事:フリーの講師として活動するために、ぼくが実践してきた3つの働き方

 







コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です